藤井設備工業株式会社 無薬品の電解水処理装置による事業所の「水」に関する問題解決事業「アクアキュア」
<ソリューション>

酪農排水・牧場排水

パーラー排水処理

家畜排せつ物法適合化

畜産排水処理

特徴
酪農排水処理装置・畜産排水処理装置・畜産廃水処理装置・牧場排水処理装置

「パーラー排水処理装置」は
畜産排水脱色処理
有害物質除去
難分解性排水処理
屎尿処理
糞尿処理
消化液処理ができます。


環境汚染が深刻化する中、地球環境保全を重視し自然環境との共生、循環型社会を目指した水質浄化技術が望まれており、薬品を一切使用しない電気物理化学的反応を用いた環境汚濁物質除去装置をご提案します。

この装置は富栄養化した湖沼浄化技術“霞ヶ浦水質浄化プロジェクト”(文部科学省) “パーラー排水のような高難昜度排水の浄化システムの開発”(経済産業省)“ダム湖の浄化事業”(国土交通省)に採用され、効率の良い水質浄化性能が評価されています。

酪農家、畜産業のみなさんが抱える環境問題
酪農排水処理・畜産排水処理・牧場排水処理
1. 糞尿処理:悪臭・害虫の発生,大腸菌の発生,大雨時にラグーンより河川流出。
2. パーラー排水処理:牛乳搬送用パイプライン・ミルカー・バルクタンク洗浄水・搾乳プラット
フォーム洗浄水,廃棄牛乳,これらは薬剤と糞尿が含まれます。
3. バイオガスプラント:メタンガス発酵処理後の消化液処理。濃厚なアンモニア・窒素・悪臭。

1・2・3の問題点は,河川・湖沼の富栄養化や土壌・地下水汚染の原因になります。
これを防ぐ為にも排水処理装置を設置することをお勧めいたします。

浄化効果
排水を浄化処理し悪臭の発生を抑え脱色効果を発揮します。
排水中のSS・燐を分離処理。BOD・COD・窒素・アンモニアを分解処理します。

<処理量及び設置価格>
設置価格:現場ごとの水質条件に合わせて設計、お見積もり提示いたします。
(お見積もりには、排水の水質浄化テストを行い、水質データーによる確認が必要になります。)
処理量 :数t/D〜100t/D

<消耗品(保守点検)>
保守点検:自動運転ですが定期的点検が必要になります。
消耗品 :半年〜1年に一度、消耗電極板の交換が必要です

汚濁物質排水処理 比較データ(単位mg/L)
検体
項目
処理前
処理後
除去率 %
 豚ふん尿排水処理
T-N
1700
130
92.4
T-P
87
2.1
97.6
 牛ふん尿排水処理
COD
22,800
154
99.3
 パーラー排水処理A
BOD
1,000
11
99
COD
750
22
97
SS
410
6.7
98
T-N
55
1.6
97
T-P
230
4.3
98
 パーラー排水処理B
BOD
240
1.4
99.4
COD
970
23
97.6
SS
1,200
34
97.1
T-N
140
4.8
96.6
T-P
37
0.68
98.1
 パーラー排水処理C
BOD
1,500
2
99
COD
1,400
86
94
SS
780
19
98
T-N
140
22
84
T-P
24
2
93
 牛し尿・パーラー排水混合
 排水処理(膜処理後)
BOD
17
5
71
COD
750
320
57
SS
150
8.4
94
T-N
410
56
86
T-P
41
18
56
 メタン発酵消化液排水処理
COD
4,100
420
89.8
BOD
3,400
240
92.9
SS
57,400
30
99.9
T-N
3,000
120
96
NH4-N
2,500
0.04未満
100
☆排水放流基準 BOD 160  COD 160  SS 200  T-N 120  T-P 16 以内

(一部地域では自主規制により更に厳しい数値設定の自治体があります。)
其々の現場条件・水質により排水処理データが大幅に異なり全ての現場で浄化テストが必要です。
上記データーは除去率を約束するものではありません。


平成16年施行 家畜排せつ物法
法の対象となる「家畜排せつ物」とはどのようなものでしょうか?
牛・豚・鶏・馬のふん尿の他に、たい肥や液肥、ふん尿を含む汚水なども含まれます。
ただし、炭化されたものや汚水浄化処理後の水等、環境汚染を招く成分が大きく低減されているものは、通常含まれないと考えられます。

基準に従った適正な管理とは,具体的にどの様なものでしょうか?
「管理」とは、家畜排せつ物を処理したり、保管したりすることです。
「適切な管理」とは,次に適合した構造の施設で管理することなどです。

「ふんなどの固形物の場合、床をコンクリートなどの汚水の浸透しない材料で築造し、覆いや側壁を設けること」
「尿等の液状物の場合、貯留槽で、コンクリートなどの汚水の浸透しない材料で築造すること」


一定規模以上の畜産農家とは具体的にどの程度の規模でしょうか?
飼養規模で牛10頭、豚100頭、鶏2000羽、馬10頭以上です。

「この規模未満の場合、基準に従う義務はありませんが、環境に配慮して適切な管理に努めていただくことが大切といえるでしょう」


なぜ,たい肥化などを行うことが重要なのでしょうか?
生ふん尿を農地に用いることは悪臭や衛生上の面から問題がありますが、たい肥化や液肥化には農地へ利用する上で多くのメリットがあります。

近年は特に高品質で、成分の明確なたい肥が求められています。


家畜ふん尿の発生量はどのくらいでしょうか?
1頭羽あたりのふん尿発生量は、1年間で搾乳牛約20トン,肥育牛約9トン,馬約10トン,肥育豚約2トン,成鶏約50キログラムになります。

この量に飼養頭数をかけ算してみて下さい。とても大きな量になりませんか?


野積みや素掘りのように,家畜排せつ物を不適切に管理すると,どのような問題が起きるのでしょうか?
自然環境や生活環境の悪化を招くおそれがあります。
*含まれる汚れや窒素・リンが河川や地下水を汚したり、湖沼や海の富栄養化を招くおそれがあります。

人の健康へ悪影響を及ぼすおそれがあります。
*含まれる窒素が有害物質の硝酸性窒素に変化したり、食中毒の原因となる微生物を周囲にまき散らすおそれがあります。

家畜排せつ物の野積みや素掘りは、解消されていますか?


どうして畜産農家が家畜排せつ物を適正管理することが大切なのでしょうか?
家畜排せつ物は畜産業を行うことによって排出されるものです。
不適切な管理によって環境問題などが顕著になれば、排出者である畜産農家の責任が問われることになります。

家畜排せつ物とじょうずに付き合っていくことが求められているのです!


近くに人家がなければ、問題ないのでしょうか?
地下水はゆっくりですが移動し、遠くの地下水を汚染することがあります。
また、河川や湖沼、海へ流れ込み水質汚濁の原因となります。

不適切な管理が、たくさんの畜産農家に迷惑をかけるおそれがあるのです!


農林水産省パンフレットより

設置例と実験例
パーラー排水高度化処理装置(ふん尿を含まない排水、洗剤・牛乳・消毒剤など)
酪農排水処理装置
日量5t/D程度対応標準装置
設置場所 国内
写真左より
原水
一次電気分解処理水

パーラー排水高度化処理
写真左より
原水
一次電気分解処理水

牛ふん尿排水高度化処理
写真左より
原水
一次・二次電気分解処理水

豚し尿排水高度化処理
写真左より
活性汚泥槽処理原水
二次電気分解処理水

メタンガス発酵装置消化液排水高度化処理
写真左より
原水
一次電気分解処理水
二次電気分解処理水

メタンガス発酵装置消化液排水高度化処理
写真左より
原水
一次・二次電気分解処理水

メタンガス発酵装置消化液排水高度化処理
写真左より
原水
一次電気分解処理水
二次電気分解処理水

平成15年度 経済産業省 地域新生コンソーシアム委託事業
「MICRO WATER SYSTEM」の開発元である株式会社イガデンの取り組みです。
「酪農パーラー排水のような高難易度排水処理システムの開発」に(株)イガデンの持つ特許技術・総合的浄化技術ノウハウを含む技術シーズ移転

(COD・BOD・窒素・リンの効率的分離分解処理・脱色処理をおこなう)

A牧場:経済産業省コンソーシアム委託事業 酪農パーラー排水処理装置 コンソーシアム参画企業製作実証試作装置

B牧場:酪農排水処理装置 (株)イガデン標準オリジナル装置

北海道江別市(札幌近郊)において一般公開を行っています。ご見学をご希望の場合は直接(株)イガデンまで、またはアクアキュアホームページの連絡先へお問い合わせください。
(但し、水処理競合メーカー様・研究比較のみや興味があるだけ等の方はお断りをすることがございます)

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